なぜ問題が減らないのか。現場を救い続けてきたあなたへ
――火消しの先にある、次の一手の話です。
我々マネージャーは、問題を素早く解消することを長年求められ、その期待に応えてきました。現場で起きる問題を見逃さず、即座に手を打つ——その問題解決能力の高さこそが、マネージャーとしての強みです。
しかし一方で、今目の前に見えている問題の多くは、より深いところにある構造的な問題の「症状」に過ぎません。能力が高いがゆえに、つい見えている問題を迅速に解消することに意識が向き、その奥にある根本原因に立ち戻る余裕を失ってしまうのです。
その結果、個々の問題は解消されても、形を変えて同じ問題が繰り返し現れ続けます。
PFアカデミーでは、こうした「症状への対処」から一歩踏み込み、問題の背後にある根本問題を見極め、的確に対処するための体系的な思考法を、2日間でわかりやすくお伝えします。
「本当は、もっと良くできるはず」と感じているあなたへ。こんな悩みはありませんか?
現場と向き合い悩みながらも判断し続けてきたマネージャーとして、こんな状況に心当たりはありませんか?
- 次々と問題が起こり、どこから手をつけるべきか判断しきれない
- 部署ごとに「もっともらしい主張」がぶつかり、議論が前に進まない
- 打ち手は出ているはずなのに、振り返ると場当たり対応の連続になっている
- ロジカルシンキングは学んだが、実務の中で使いこなせている実感がない
- 問題解決を個人の力量に頼らず、組織の力として広げたいと感じている
- 自分なりに考えてはいるものの、結局は上から言われたことをそのまま実行する役回りになっていると感じる
- 上司の顔色を気にするあまり、自分の考えを抑え込み、知らず知らずストレスを溜めている
- 「正解を出さなければ評価されない」と思い、判断に慎重になりすぎてしまう
- 全体最適を考えて行動し周囲からは信頼されているが、会社からの評価は得られていない
- 「正しい答え」がある前提で、自分で考えずに答えを求めてくる部下への関わり方に悩んでいる
専門家になるためではなく誰もが使える「問題設定の入口」を揃える2日間
PFアカデミー「ズームアウト思考」ベーシックは、高度な分析手法や専門的なツールの習得を目的としたコースではありません。
目指しているのは、誰もが共通言語として使える、問題解決の「入り口」を揃えることです。
そのために本コースでは
- 難解なフレームワークや専門用語
- 属人的なセンス
- コンサルタント依存の分析
には踏み込みません。
代わりに、問題をどう捉え、どう言語化し、どう構造として扱うかという、思考プロセスの最初の一歩にフォーカスします。
2日間の具体的なカリキュラム
Day1|問題を「構造」として見るための基礎をつくる
1日目では、「ズームアウト思考」の全体像を俯瞰した上で
- 「問題を構造で捉える」とはどういうことか
- 事象・原因・結果をどう切り分けるのか
- 因果関係をどうシンプルに描くのか
といった、思考の土台を整理します。
後半では、参加者自身の実際の課題を題材に、個人・グループワークを通じて「自分は何を問題だと捉えていたのか」を可視化していきます。
Day2|対立を扱い、次の一歩につなげる
2日目は、多くの現場で思考停止を招きがちな対立・ジレンマの捉え方を扱います。
- なぜ議論が平行線になるのか
- どこに本当のトレードオフがあるのか
- 解決策をどう評価し、設計すべきか
を整理した上で、自社・自部門に持ち帰るための実践プランを作成します。
最後に、2日間を振り返りながら、現場で最初に踏み出す「次の一歩」を明確にします。
※内容は一部変更される場合があります
どんな方におすすめか?
「ズームアウト思考」ベーシックは、次のような立場・役割の方を主な対象としています。
こんな立場の方に
- 部長・課長・プロジェクトマネージャーなど、現場と上位層の間で判断を求められる立場の方
- 経営企画・事業企画として、全体最適の視点で意思決定を支える役割の方
- 改革・改善・DXなど、 「変えろ」と言われているが、何から手をつけるべきか悩んでいる方
こんな状態に心当たりのある方に
- 複数の利害関係者の主張を調整しながら、最終判断を下さなければならない
- 問題解決を個人の力量に頼るのではなく、組織として再現できる形にしたいと感じている
- 自分なりの考えはあるが、共通言語がなく議論が噛み合わないことに課題を感じている
- 自社に、「同じ土台で問題を捉える考え方」を広めたいと考えている
このような方には特におすすめです
- 現場経験があり、「答えを出すこと」よりも「正しく問いを立てること」の重要性を感じ始めている方
- コンサルタント任せではなく、自分たちの組織で問題を扱えるようになりたい方
- ※ 逆に、「即効性のあるノウハウ」「正解のフレームワーク集」を求めている方には、本コースは向いていません。
開催概要
| オープンコース | クローズドコース | |
|---|---|---|
| 形式 | オンライン | 原則オフサイト(企業敷地内) ※オンライン実施応相談 |
| 定員 | 8社(最小開催社数:4社) | 最大20名 |
| 料金 | 1社3名まで 20万円 以降1名追加ごとに5万円(税抜) | 個別お見積もり |
よくある質問(FAQ)
その問題、考えきったのではなく「考え慣れた」だけかもしれません
多くのマネージャーは、問題について「十分に考えている」と感じています。会議の前にも、資料を読み、数字を見て、自分なりに筋の通った説明も用意しています。
だからこそ、「もう考え尽くしたはずだ」と思ってしまいます。
けれど実際には、同じ前提・同じ切り取り方・同じ思考の流れの中を、少し角度を変えて何度も往復しているだけということが少なくありません。
問題が減らない理由は、努力や能力の問題ではありません。思考の型が無意識に固定されていることにあります。
「ズームアウト思考」ベーシックは、答えを教える場ではありません。問題に直面したとき、無意識に選んでしまっている
- どこから考え始めているのか
- 何を「問題」だと決めているのか
- どの構造だけを見て、何を見ていないのか
その当たり前になりすぎた考え始め方を、一度、意図的に疑い直すための2日間です。
考え方が変われば、同じ問題でも、見える景色と打ち手は変わります。そして多くの場合、「もっと早く、ここから考えるべきだった」と気づくことになります。
まずは一度、考え慣れたやり方から距離を置く時間を取ってみてください。
この2日間は、火消しをうまく続けるための研修ではありません。火消しが起き続ける構造そのものを変えていくための最初の一歩です。
