プロジェクトの不確実性を吸収するために設けられた時間バッファ(安全余裕、緩衝)のこと。
既知の問題として、各タスク内に設けられた時間バッファ(それらがバッファであるとは明示されていない)は、プロジェクトを納期遅延から守るには、必ずしも有効に機能しないことが知られている。
そこで、各タスクの中ではなく、プロジェクトの最後にまとめて時間バッファを明示的に設ける。このようにプロジェクトの最後に明示的に設けられたバッファをプロジェクトバッファと呼ぶ。
プロジェクトバッファを計算で求めるには、リソース競合を避けるように考慮した最長経路(クリティカルチェーン)に所定の係数(一般的にはクリティカルチェーンの50%)を乗じる。
→ CCPM(Critical Chain Project Management)