クリティカルチェーンプロジェクトマネジメント(CCPM)における作業ルール。リレーの走者は自分にバトンが渡されるまでは走り出さず、いったんバトンを受け取ったら他のことはせず、次の走者にバトンを渡すかゴールするまで全力で走ることに集中する。

CCPMにおけるタスク担当者も、自分がアサインされたタスクを着手すべきタイミングが訪れるまでは、たとえ自分が手すきな状態であっても作業を開始しない。また、一度作業に着手したら、計画段階での当該タスクを何日で見積もったということによらず全力でそのタスク完了にフォーカス(集中)して、マルチタスクをせずに最速・最短でタスク完了を目指す、というタスク処理の仕方を指す。

このような作業の仕方が定着するには、仮にある担当者が手すきであってもそのことでその担当者に悪い評価をしない(例えばペナルティを課したり減給したりしない)、といった管理者側の理解も必要となる。


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